代表なゆのコラム想い
2019.09.07
家族のことは気が付くのに、自分の事はルーズなママへ
代表なゆのコラム想い
イライラして、余裕のなかったあの頃
「おい、ママ!もうすぐ出発時間なのに、まだのんびりスマホを見てるのか!」「ボクたちにいつも早く早く!って言うくせに、結局みんなを待たせるよねー!」
ヤバい!これ、私のことだ!私って?私ですよ、私。
これは昔の、浅野夏悠の実話です。
いつも時間ギリギリで、綱渡りのようだった育児と家事。
やるべきことばかりに追われて、
「あれも、これも、やらなくちゃ」「子供たちをちゃんと育てなきゃ!」「家をちゃんと片づけなきゃ!」
余裕がなくて、ちゃんとやってるつもりが結果は大雑把。とにかく毎日ミスをしないように必死でした。
今の自分がイヤで変わりたいけど、自分に自信がもてなくて動けなくて。笑顔で子供に笑いかける綺麗系のママや、キラキラしてるママ友と自分を比べて、羨ましいのか、悔しいのか、楽しいけれど会いたくないママ友たち。
「時間が無い」「余裕が無い」「自由が無い」
どうして私だけが…
いつのまにか、無いものばかりを見るクセがついていました。
「ウチは、お金が無いからね…」「まだ子供が小さいから無理…」「頑張らないと、能力が無いから…」
変えられない人生の理由を並べてました。
「日曜日だからって、パジャマのままじゃだらしないでしょ!」
家族に向かって大きな声で注意したら、
「ママも、着替えてないやん!」
自分の事は棚に上げて、家族の事ばかりが気になってました。
あーしてこーしてって怒り口調で。そして、いつもイラついていたんです。本当は、今の自分を変えたくて、自分にイラついて怒っていたのですよね。
あなたの家族って素敵ね!と誰かに褒められることで、ママである私の評価は「星5つ ☆☆☆☆☆」になるんじゃないかと思ってました。
いつも「時間が無い」のは、家族のお世話係が仕事だから。いつも「余裕が無い」のは、もともと才能が無い私だから。いつも「自由が無い」のはもう、ママだからしかたがない。
汚れてもいい優先で選んだ洋服を着て、髪の毛ぼさぼさでダサくても、家族を最優先にして生きてるママなんだから、しょうがない。
私が本当にやりたいことは?なんて考えても、考える時間が無駄だと思ってました。だって、ただ寝ていたいが夢なんてなんてつまらない人間だろう。
そんな自由を夢みることより、今日の段取りを忘れないようにと考えることで頭の中はいつもパンパンだった。
でも、記憶しようとすればするほど、指の間から零れ落ちるように、忘れちゃいけない記憶が飛んでしまう。
さっきまで覚えていたのに、なぜか、ミスが多い私。ダメなママで子供に迷惑かけたくない自分をどんどん嫌いになっていきました。
手帳で、毎日は変わり始めた。「自由」を手に、進む未来。
余裕のない自分、何とかこの状況を変えていきたい。そして、あるときふと思ったんです。
「仕事の時に使っていた手帳…。働いていない主婦でも日常のできごとや家事や育児を手帳に任せてみたら楽になる…?」
新しい手帳を久しぶりに買ってやるべきことを書き出したら、私のアタマから≪記憶すること≫を手放せた!
私のアタマの中が空っぽになって、その日からまるでお花畑のように、楽しい、美しい、面白いと思う豊かな感情が復活!
何かに挑戦したいと思うようになりママ友に誘われたテニスを始めて、まさかのアスリートの道へ!
この世は、楽しいことと愛にあふれていて、周りに愛されている自分に気づき、「ありがとう」といえる余裕ができました。
記憶を、手帳に任せただけで頭の中だけじゃなく、心にもゆとりが持てるスペースが空いたんだ。
やるべきことや、やりたいことをすぐに思い出せるような書き方で「手帳」に書いておけば、安心して、すぐに忘れていいんだ。
もう、記憶しない、書いたら忘れる!
そんな、アウトプットサイクルの習慣ができたことで、不思議なくらいに安心感があり目の前のことに集中できました。
子供と遊ぶ時間が増えて、子供と空を見上げる時間ができ、自分に余裕が無くて見えなかった幸せのカケラがこんなにたくさんあると知って。
見えない頭の中から、手帳の中を覗いただけなのに、自分が変わっていく。
「いつも時間に追われる私」を「手帳」が変えてくれました。
専業主婦は要らないとお休みしていた手帳を復活させてから、もう25年がたちます。
タイムマネジメントも大事、ワークライフバランスも大事、スケジューリングすることのメリットもたくさん伝えたいけれど、今の自分をもっと幸せにできる魔法がこの手にあることを教えたい。
手帳を相棒にすることで、「自由な私」を取り戻せるよと伝えたい。
何歳になっても、いま何をしていても、欲しい未来があるなら諦めなくても、きっと手に入るよ!と。
手帳で、幸せ時間と笑顔を取り戻す人をもっともっと増やしたい。
それが、私のミッションです。
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